3.Cougarとは
■ Cougarとは
Cougarは、知覚の臨界を設計することを主題とする画家である。
作品は像を提示するのではなく、像が成立する条件そのものを構成する。
解像度、光、空間、距離といった要素を操作することで、像は画面上に固定されず、鑑賞者の知覚の中で成り立つ。
そのとき視覚は、見えることと見定まらないことのあいだで揺らぎ続ける。
Cougarの作品は、像を描くものではなく、像が成立する瞬間の出来事を設計するものである。
■コアコンセプト
知覚は、完成された像を受け取るものではない。
像は常に、不確かな状態から補完され、成立する。
その確定直前の状態を「知覚の臨界」と呼ぶ。
この臨界において視覚は、見えることと見定まらないことのあいだで揺らぎ続ける。
像は固定された対象ではなく、知覚の中で成立し続ける。
作品は、この臨界を意図的に生み出すことで、
鑑賞者に「生に触れながら見る」という継続した出来事を経験させる。
■解像度主義
解像度主義とは、知覚の臨界を設計するための方法論である。
像を明確にするのではなく、情報量を制限することで、像を見定まらない状態に留める。
そのとき像は画面上に存在するのではなく、知覚の中で成立し続ける。。
本手法は、ピクセル(ドット)、空間構造、光と影の関係といった複数の形式において展開される。
これらはすべて、像を固定するためではなく、像が知覚の中で成立し続ける条件として機能する。
■マニフェスト
知覚の臨界について
絵画は像を描くものではない。
像が成立する条件を設計するものである。
私たちは、見えているものを確かなものとして受け取っている。
しかし知覚は常に不確かな状態から始まり、補完と解釈によって成立している。
その成立の直前、像がまだ見定まらない状態がある。
私はその状態を「知覚の臨界」と呼ぶ。
解像度を制限し、光と影を操作し、空間に距離を設ける。
像は固定されることなく揺らぎ、観る者の知覚の中で立ち上がる。
作品は像ではない。
知覚の働きそのものである。
観ることは、外界を認識する行為ではない。
自己の知覚に触れる行為である。
